• 会社概要
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • 見積もり・お問い合わせ

SIGNAL 有限会社 シグナル

営業のご案内
  • 新商品のご案内
  • 商品一覧
  • 普及版 道路交通法冊子
  • 企業の交通事故防止にこの1冊
  • 危険予知トレーニング教材など(サンプル動画あり)
  • 交通安全講習講師の派遣

悪質商法や詐欺から消費者を守る啓発資料はこちら

お知らせ
2020年6月 4日

お問い合わせに対するご返答

弊社の出版物「安全運転を確かなものにするために」のなかで「6月以下の懲役」「3月以下の懲役」と表記されているのは「6ヶ月以下の懲役」「3ヶ月以下の懲役」の誤りではないか―とのお問い合わせをいただきました。
回答=弊社では、道路交通法の罰則の条文のとおり、月単位の刑期の表記は「○月」に統一しております。

2020年5月29日

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の経緯に4月20日〜30日の出来事を「追稿3」として加えた「シグナル交通安全雑記/第138回」を公開しました。

2020年5月29日

ドライバーを処罰する道路交通法の罰則における「刑罰」や「過失規定」、「両罰規定」などについて解説した「交通安全コラム/第27回」を公開しました。

2020年5月22日

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の経緯(4月1日〜20日)をまとめた「シグナル交通安全雑記/第138回」を公開しました。

2020年5月12日

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の経緯に2月末〜3月末の出来事を「追稿1」として加えた「シグナル交通安全雑記/第137回」を公開しました。

2020年4月24日

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の経緯を時系列で整理・記録した「シグナル交通安全雑記/第137回」を公開しました。

2018年8月23日

ホームページの内容を一部リニューアルしました。トップページに掲載されていた「シグナル交通安全雑記」は、「交通安全時評」内でお読みいただけます。

更新日:2020年6月4日

買い物カゴの確認・お会計

  • ホーム>
  • 交通安全時評>
  • 安全運転管理あれこれ記
  • 【第167回】

交通安全時評

バックナンバーはこちら

安全運転管理 あれこれ記 その167 新型コロナと安全管理
交通リスクコンサルタント 小林 實

スペイン風邪以来のパンデミック

 奇しくも今から100年前の1920年を前後として、「スペイン風邪」が世界的に大流行をしました。もちろん、当時は航空機による移動は限られていましたが、北極を含めて全世界に拡がり、感染者の総数は6億人、死者は2千万人にも達し、いわゆるパンデミック状態に陥ったといわれています。
 スペイン風邪と呼ばれるのは、決してスペインが発生源であったわけではありません。ちょうど第一次世界大戦のさなかで、各国とも情報統制が厳しく、当時中立国であったスペインが感染状況を開示したことによるといわれています。これも、いわゆる「インフルエンザ」の大流行の一つなのですが、当時の医療技術では抑えきれなかったわけです。
 この大流行以来のインフルエンザについては、ウイルスの性状の変化により一般には軽症で、重症率、死亡率ともに低かったという事実があります。こうした背景から、スペイン風邪以来100年たって発生した今回の新型コロナウイルスも、当初は比較的軽いインフルエンザ程度ととらえていた向きもあったようです。

ウイルスの進化

 この100年という時間の中で、人類は幾多の細菌やウイルスとの長い戦いを重ね、長い時間をかけて高い免疫力を獲得してきました。しかし、一方でウイルスのほうも進化し、人間はそれと共存しなければならない…という宿命がありました。今回の新型コロナウイルスでは、感染者の多くが軽症で終わるということが、何か人びとに安心感を与える一方で、細胞に入ったウイルスは宿主を殺さず生き延びる厄介な特性を持っている―という、ある意味での進化というか、変異をしている可能性が出てきました。
 筆者の手元にある今から40年も前の1981年に発行された平凡社の「世界大百科事典」を見ても、「インフルエンザ肺炎という合併症は、スペイン風邪の時点で死亡率は20%以上だが、最近の流行では3%程度」と書かれており、さらに、「不顕性感染という、症状が出ない人がウイルスを歩いてばらまいている」といった注意が書かれています。
 確かに、科学技術が進むとともに、自然の制御をもできると考える風潮が人間サイドにかなり浸透していたことは、先の大地震によって「福島第一原発の制御不能」という事態を招いたことにもつながりますし、あれを「想定外の出来事」とするとらえ方も、そこから生まれたといえましょう。
 では、今回の新型コロナウイルスは、果たして想定外の出来事なのでしょうか? ある意味で、進化に伴う人間の脆弱性といいますか、驕りというものに対し、この新型ウイルスは出現の機会を狙っていたとも考えられるでしょう。

物流における危機管理

 新型コロナウイルスが拡大する中で、運輸事業者のスタンスは、リスク管理のレベルではなく、まさに危機管理レベルの段階に入っているといっていいと思います。今の状況下での物流は、まさに国民生活の血流となるもので、これを停止させることはできません。改めてそうした認識を企業トップだけでなく、現場のドライバーの方々にも持たせていただきたいと思います。そのためには、単に交通事故防止という観点だけでなく、これをさらに、見えないリスクである新型コロナウイルス対策にまで拡大して捉え、各人がより健康維持に神経を使ってコロナに打ち勝つことが大きな柱となりましょう。
 というのも、今、一人のドライバーがコロナに感染して隔離され、運転業務から離脱することになれば、これによるロスは極めて大きくなるからです。 搭乗員がいない戦闘機は、いくら高性能の機体であっても、またいくら後方支援が完全でも役に立ちません。まさに臨戦態勢が必要です。
 朝礼は「三密」の一つになりかねません。十分に距離をあけることが必要で、これができない場合は、対面せずに、電話とかメールの利用も考えましょう。また、毎朝のアルコールチェックと同時に、体温チェックや距離を置いての「聞き取り」なども行い、ことに本人の顔つきなどをよく観察することを心がけ、少しでも体調低下の疑いがあれば乗車させないことです。
 ドライバーのすみかである運転席は「密な空間」の一つですから、随時「窓開け」を励行させてください。当然ですが、「喫煙禁止の徹底」はマスト事項です。また、運転席の空気は汚れがちですから、降車後には「うがいの徹底」をお願いします。トラックドライバーは、「俺は孤独な人間だ」と思っているせいか、運転作業中は人と接触しないからウイルスの感染はないと考えがちですが、意外といろいろなものと接触しています。
 よく言われている「三密」よりも、ドライバーの場合は「密着」が問題です。例えば、ハンドルは細菌やウイルスだらけです。自分だけだから安心と思わずに、アルコールスプレーを携行するなどして時々よく拭くよう指示してください。車の周り、ことにドアノブであるとか荷台の金具部分などはいろいろな人が触って作業をしていますし、携帯電話やスマホの表面もかなり汚れています。
 また、運転中に無意識にやりがちですが、顔をやたらに触らないことも大切でしょう。ことに新型コロナウイルスは目からも侵入するといいますから要注意です。特に若い人だと、会話が弾むとつい人を触ってしまう…という習性もありますので、ドライバー自身が「コロナ運搬人」にならないように管理者は気を付けましょう。

交通環境も変化

 目下、休校の小・中学校も多い状況ですが、だから子供はいないだろう…と、学校周辺を通行するときに気を抜かないことが大切です。子供のほうも、車の通行が減ったと思っていますから、簡単に道路に出てくる可能性があります。休みだからといって子供はうちにいるとは限りません。先日も歩道でゲームの画面に熱中している一人の子供に遭遇しましたが、こうした子供が無意識にいつ車道に歩き出すとも限りません。生活道路を走る際に潜むリスクを再認識してほしいと思います。
 アニメ「きかんしゃトーマス」のテーマソングにある「事故は起こる、しかも突然、いきなりやってくる。調子に乗っていると事故は起こる」というフレーズの「事故」を「コロナウイルス」に置き換えてみてください。目に見えない敵はそこにいるのだという危機意識を各人に持たせ、毎日の運転作業に取り組むようご指導ください。

(2020年4月)

 

小林實(こばやし・みのる)

 1959年慶應義塾大学大学院修士課程修了。警察庁入庁、科学警察研究所勤務。同研究所勤務の間、米国厚生省訪問研究員、フィリピン大学交通訓練センターでの教育指導などに従事。1989年交通部付主任研究官を最後に退官後、(株)損害保険ジャパン顧問、(財)国際交通安全学会顧問、主幹総合交通心理士。現在、交通リスクコンサルタントとして活躍。
 『運転学のすすめ』『安全への視点』『運転の構図』『あんぜんかわらばん』『クルマ社会の安全管理』『なぜ起こす交通事故』など著書多数。当社からは『安全運転管理のスタンス』『安全運転管理の心理学』を発行。

 

ページトップ

最新の「安全運転管理あれこれ記」へ戻る

バックナンバー

第167回
新型コロナと安全管理
第166回
濃厚接触
第165回
俯瞰的な発想
第164回
ハワイとレンタカー
第163回
負のスパイラル
第162回
「江戸しぐさ」とマナー
第161回
あおり運転は防げるか
第160回
新しい交通三悪
第159回
点検について
第158回
事故分析の限界
第157回
「人動車」という発想
第156回
教科で教える
第155回
平成の総括 その3
第154回
平成の総括 その2
第153回
平成の総括 その1
第152回
0.5秒の持つ重み
第151回
老いの初心
第150回
2030年の交通社会
第149回
異常をどう検出するか
第148回
ラスムッセンのSRK理論
第147回
JR西日本の「考動計画」
第146回
運転教育とコーチング
第145回
コーチングについて
第144回
かくれんぼができない子供たち
第143回
これからの安全管理
第142回
「駐車場」というワナ
第141回
脅かされる歩行者空間
第140回
台車事故を考える
第139回
「注意」の落とし穴
第138回
デイサービスと安全管理
第137回
企業と労働災害
第136回
残酒(のこりざけ)運転
第135回
マナーについて
第134回
沈着な判断と行動が鍵
第133回
血液型と性格
第132回
忖度こそ安全マナー
第131回
タイヤ以外、何に触れても事故である
第130回
現場の声を聞く
第129回
運転の自動化とドライバー
第128回
人類は変化を続けている
第127回
眼の動きを捉える
第126回
プロアクティブな安全管理
第125回
次世代に向けた安全管理
第124回
思い込みの心理
第123回
これからの交通社会は?
第122回
レジリエントな発想
第121回
レジリエンスと安全管理
第120回
トンネルのリスク
第119回
突然死のリスク
第118回
バスの暴走
第117回
オアフ島と交通渋滞
第116回
安全管理八策
第115回
安全の費用対効果
第114回
交差点での安全運転
第113回
自転車事故と保険
第112回
感電のリスク
第111回
「安全神話」は崩壊したか?
第110回
新人教育のヒント
第109回
自動運転を考える
第108回
再び問われるメンタルヘルス
第107回
ハイタクと安全管理
第106回
何を認知するのか?
第105回
交通安全標語の変遷
第104回
なぜゴリラは見落とされるのか
第103回
10年後の交通を読む
第102回
若者との接し方 指導教官の話から
第101回
若者とクルマ離れ
第100回
異常気象と安全運転管理
第99回
どうする物損事故
第98回
ミラーの効用
第97回
「ハザード」の捉え方
第96回
「手術なき医学」からの脱却
第95回
二つの鉄道事故に学ぶ
第94回
歩道橋について考える
第93回
死亡事故の減りにくい部分
第92回
交通違反の悪質性
第91回
見える化
第90回
ハインリッヒの法則の逆読み
第89回
カクテルパーティー効果
第88回
指差し称呼
第87回
コミュニケーション・ミス
第86回
企業とゾンビ族
第85回
ハイブリッド
第84回
「運転技能」について
第83回
金魚のフン
第82回
5回のなぜなぜ
第81回
天井板崩落事故に学ぶ
第80回
荷役事故と交通事故
第79回
安全管理の格付け
第78回
交通KYTの限界
第77回
中小企業と安全管理
第76回
高年齢者の再雇用問題と企業リスク
第75回
「ハザード」の持つ意味
第74回
仮眠と過労
第73回
ハンドルを握る重み
第72回
厳しくなるメンタルヘルス対策
第71回
事故防止のために事業主は何をすべきか
第70回
多発するトレーラー事故〜プロドライバーの資質を問う
第69回
交通での安全マネジメント
第68回
「ゼロ」の持つ意味
第67回
スウェーデンとアルコール
第66回
北欧・コペンハーゲンの自転車道
第65回
無事故が続いていたら...
第64回
社会のスピード
第63回
国際運転免許
第62回
モラルハザード
第61回
コードンラインは不要だったか? ―首都圏での二次災害の可能性―
第60回
稲叢(いなむら)の火 ―防災の伝承を考える―
第59回
スイスチーズの大きな穴
第58回
外国人観光客と冬道事故
第57回
アビイ・ロードの横断歩道
第56回
安全そして安心を目指せ「運転代行業」
第55回
"不死鳥"の帰還
第54回
目先のリスク回避 ―バスの転落事故から―
第53回
ある学者の死を悼む
第52回
氷河急行の事故
第51回
企業も頑張っている!
第50回
うどん文化と運転
第49回
100円ライターのリスク
第48回
カルガモ走行
第47回
事業仕分け人
第46回
お客様目線
第45回
青矢印信号の謎
第44回
「安・近・短」のわな─グアムでの印象
第43回
120万という数字
第42回
加賀屋さんにみるCSR
第41回
「安全力」をアップしよう
第40回
「まぁ、いっか」の発想
第39回
元を質(ただ)す
第38回
ランドマーク
第37回
誤探知
第36回
持続可能性
第35回
認知ギャップ
第34回
「パーおじいさん」のこと
第33回
40年の功と罪
第32回
キャリーバッグと事故
第31回
KYTの落とし穴
第30回
ゲリラ化する災害
第29回
エスキモーと白
第28回
マニュアルにないもの
第27回
あっ、カエルが跳び出すよ!
第26回
経年劣化
第25回
我輩は「ジコ」である
第24回
タイタニック症候群
第23回
感覚の研ぎ澄まし
第22回
若い世代と安全管理
第21回
近づくもの・遠ざかるもの
第20回
自己防衛の殻を破る
第19回
トップの厳しい目
第18回
逆転の発想
第17回
ベトナムとヘルメット
第16回
心のサーモスタット
第15回
地図の効用
第14回
左か右か
第13回
銃社会のジレンマ
第12回
はい作業とは
第11回
ロータリー的発想
第10回
図と地の関係
第09回
安全の文化
第08回
飲酒運転とJカーブ
第07回
視覚公害
第06回
イタリアとリスク
第05回
ボルボが似合った男
第04回
自転車の勘違い
第03回
脳のサボリ装置
第02回
おかしなアナウンス
第01回
転倒リスク

ホームへ戻る