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2018年8月23日

ホームページの内容を一部リニューアルしました。トップページに掲載されていた「シグナル交通安全雑記」は、交通安全時評内でお読みいただけます。

最終更新日:2019年11月19日

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交通安全時評

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クルマは今日も走っている ノンフィクション作家 矢貫 隆 第160回 長野県では、長く続く習慣の結果として、「歩行者優先」が守られているらしい

横断歩道で止まってくれないことに何の変わりもない

 道路を挟んだあっち側からは彼女が、こっち側からは彼が駆け寄ってきて、ギューッ、となるはずが、ふたりを引き裂く行き交うクルマの流れ。ぜんぜん止まってくれなくて、なんで! ? みたいな困り顔になったところに字幕が現れる。
「脱! 止まってくれない栃木県」と。
 さらに続いて「車の一時停止率 全国ワースト」とでる、わずか30秒だけれどインパクトは十分の動画が栃木県警のホームページに載っている。とちぎテレビのニュース番組のなかでも流れたという県警の広報動画、軽い調子の作りにはなっているけれど、見ながら、やっぱり、あれがショックだったんだろうなと察した。
 あれ、とは、JAFが実施した調査『信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査』の結果である。2016年から毎年行われているが、2018年は各都道府県別のデータも公表されていて、ワーストが栃木県。止まった割合は0.9 %だった。全国平均が、そもそも8.6 %でしかないのだけれど、低いなかでも栃木県だけが、唯一、1%に達していなかった。
 データが発表された翌月の、地元・下野新聞のオンラインニュースである。
「……本県が全国最下位であったことを受け、県警は26?28日、県内全域で大規模な広報活動と取り締まりを実施する。3日間を『止まってくれない! 栃木県』からの脱却を目指す日と設定した……」(2018年11月24日付けより一部抜粋)
 以来、栃木県警は『脱!』に力を入れているようで、ホームページの『月間交通取締り情報(8月中)』には3件の県下一斉が記載されているが、そのうちの2件は『横断歩行者妨害』だった。
 と、ここまで栃木県の“その後”を書いておいてなんだが、言いたかったのは、栃木県のワーストは、各地の惨憺たる状況を代表しているに過ぎないということである。ワーストは免れたものの、次に数字が悪かった広島県は1.0%。下から数えて7番目の岐阜県だって2.2%でしかない。調査のタイミングによってはどうにでも変わりそうな誤差の範囲内みたいな数字だから、0.9 も2.2も、ぜんぜん止まってくれないことに何の変わりもないのである。さらに、10%未満にまで範囲を広げると、『脱! 止まってくれない』を掲げなければならない地域は33に、20%未満なら41の都道府県にもおよぶのだ。

長野県の現実は感動的

 公表されたJAFの調査結果で、名を上げたのは長野県だった。止まってくれる割合は、2番目に多い静岡県の39.1 %を大きく引き離す断トツの58.6 %。本当にそんなに止まってくれるのか、自分の目で確かめてみたいと思った。で、ボクは現場に足を運んでみた。調査結果の公表から半年後の、ゴールデンウィークの真っ最中のことである。
 向かった先は、長野県長野市。JAFの調査は、センターラインがある片側1車線、交通量が1分間で3?8台の、制限速度40?60km/hの場所(各都道府県2箇所ずつ)で実施されている。長野市内で似たような条件の道路・場所を、地元警察署で、連休中も出勤の交通課のお巡りさんに聞いた。そして選んだのが、JRの線路に沿って北長野駅と市役所前を結ぶ北長野通り、片側1車線で交通量もそれなりにある、条件にぴったり合う場所だった。
 コンビニの前に設置された横断歩道のそばに立って、びっくり仰天。
 横断するそぶりを見せたわけでもないのに、そこに立っているだけで、まず、最初の1台が止まってくれたのだ。58.6 %だし、きっと多くのクルマが止まってくれるのだろうとは思っていたが、みんながみんな止まってくれることに驚いた。
 20回ほど横断歩道を往復してみた(JAFの調査は1箇所50回)。本当に驚いた。自家用車もオートバイもタクシーも、ボクが横断歩道の近くに立つだけで止まってくれるのである。歩行者を見つけて慌ててブレーキをかけるのではない。前方の横断歩道に人の姿があれば、それを発見した時点で止まる気満々といった感じで速度を落とす。横断歩道など眼中にないみたいな調子ですっ飛ばしていたスポーツカーの1台を例外に、長野ナンバーも松本ナンバーも、県内ナンバーのクルマがみんなそうしていた。止まらなかったのは、どれも他府県ナンバーのクルマだった。仮に、県内ナンバーだけを対象に調査したら、止まる割合は58.6 %をはるかに超える数字がでるだろうと思った。横断歩道で止まるクルマを見た感想としてはヘンな話かもしれないが、東京の 2.1 %に慣れてしまっている身としては、目の当たりにする長野県の現実は感動的ですらあった。

交通違反で捕まってしまえッ!!

 横断しようとしている歩行者や自転車を発見したら、ボクは必ず一時停止する。ここ最近の3か月間で、発見が遅れたり、横断者ではないと判断を誤ったりして通り過ぎてしまったことが2度あったから「100 %」とは胸を張れないけれど、とにかく、ボクは、長野県のドライバーに負けないくらいちゃんと止まる。けれど、対向車が止まらない。 2.1 %だもの、ぜんぜん止まらない。何日か前には、横断しかけた歩行者にクラクションを鳴らして通りすぎるクルマを目撃した。その瞬間、つい、胸のうちで叫んでいた。交通違反で捕まってしまえッ!!、と。
 朝日新聞が「横断歩道 車よ止まれ」のタイトルを付けて、横断歩道で止まらないクルマを報じた(8月11日付け)のは、まさにその翌日のことだった。
 記事は、こう書きだしていた。
「東京五輪・パラリンピックを1年後に控え、警察が信号機のない横断歩道で一時停止しない車の取り締りを強化している」
 クラクションを鳴らしての歩行者蹴散らしを目撃したばかりなものだから、記事を目にしたボクは、そうだ、そうだ、取締りを強化しちゃえ、と感情的にもなる。けれど、そのすぐ後で、いや、いや、それは違うな、の思いが感情論を打ち消していく。
 長野のドライバーはなぜ止まるのか。前述の、長野市内の警察署のお巡りさんは、尋ねたボクに「自動車教習所で特別な教習をしているわけでも、学校教育の場で教えているわけでもない」と話してくれた。全国的に『歩行者優先』を守れない道交法違反が蔓延しているなか、長野県では、習慣の結果として道交法が守られているということらしいのだ。ただ、広く浸透しているこの良き習慣がいつから、どうやって始まったのかは不明だ。先人が止まっていたから続くドライバーも止まるのが当たり前になった、その長い繰り返しの歴史が58.6 %なのだと思う。
 この問題を取りあげた本項の第 153回で、「“止まるクルマ”という新しい自動車文化を作っていく先頭に立つのは、タクシー業界でありトラック業界なのではないか」と書いたけれど、その思いはいまも変わらない。いや、むしろ強くなっている。もし、ボクがその種の業界トップの立場にいたら「我々が先頭に立って手本を示す」と絶対に言う。業界全体として、対歩行者の事故を減らすことができるだけでなく、業界のイメージアップにもつながるのだから。

(2019年8月)

 


 

 

 

筆者プロフィール

矢貫隆(やぬき・たかし)
1951年栃木県生まれ。龍谷大学経営学部卒。長距離トラック運転手、タクシードライバーなど多数の職業を経て、ノンフィクション作家に。国際救命救急協会理事。交通問題、救急医療問題を中心にジャーナリスト活動を展開。『自殺─生き残りの証言』(文藝春秋)、『交通殺人』(文藝春秋)、『クイールを育てた訓練士』(文藝春秋)、『通信簿はオール1』(洋泉社)、『救えたはずの命─救命救急センターの10000時間』(平凡社)など、著書多数。

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バックナンバー

第161回
将来、自動運転による事故が起きたとき、ボクは、何を言うだろうと考え込んだ
第160回
長野県では、長く続く習慣の結果として、「歩行者優先」が守られているらしい
第159回
キッズゾーンが実現するだけでは、園児たちの安全は約束されない
第158回
深夜のトラックの無秩序を解決するため、トラック業界が本気で乗り出すべきだ
第157回
「また高齢ドライバーが」を目にするたびにボクが覚える違和感の正体とは?
第156回
安全確認に応用はありません―、その言葉がボクの心にずしんと響いた
第155回
手際よく作業して走り出すUDタクシーをボクは見てみたい、と思う
第154回
雪道、ひとすじなわではいかないな、と、ボクは思い知らされてしまった
第153回
"止まるクルマ"という自動車文化の先頭に立つのは、タクシー業界であり、トラック業界なのではないか
第152回
チェーン着装で通行することができても、油断大敵、過信は禁物である
第151回
深夜のトラックの無秩序を見て、さすがに、これはないよな、とボクは思った
第150回
周囲のクルマとの良好な意思の疎通って本当に大切だな、と、つくづく感じる
第149回
バス運転手にいっそうの努力を期待するだけでは、車内転倒事故の状況を劇的に変えられそうもない
第148回
交通事故は、いつ、なんどき、誰の身に起こっても不思議はないのだと、あらためて思い知らされた
第147回
シートベルト着用を促す広報のしかたを少し変えるべきではあるまいか
第146回
久しぶりにビッグバイクを運転して、近年のバイク事故減少の理由がわかった気がした
第145回
「睡眠不足は乗務禁止」が、輸送の現場でどこまで実行されていくのか心配になる
第144回
減った客を増えたタクシーが奪い合う状況、タクシー問題のすべての根っこはここにある
第143回
子どもの交通安全のためには、なによりも大人に対する教育こそが必要だ
第142回
自転車問題の行き着く先に現れるのは、そう遠くない将来の取締り強化なのだろうか
第141回
雪道なのに"あれ"を見たボクは、"雪道に不慣れな東京"を痛感した
第140回
効果的な安全対策であるゾーン30には、もう少し積極的な広報があったほうがいい
第139回
信号のない横断歩道で車が止まらない理由は、マナーではなく、習慣の問題だ
第138回
地域の道路事情を詳細にチェックすることは、重大事故防止に残された策の一つだ
第137回
富士登山ツアーバスに乗ったボクは、その"安全第一の実態"にびっくりした
第136回
高速道路での路肩駐車の危険性について、徹底的に広報していく必要がある
第135回
高齢運転者対策で優先されるべきは、免許制度改正ではなく代替えの移動手段の整備だ
第134回
デイサービスの送迎を担当するすべての運転手にシートベルトに関する基本的な知識を教えるべきだ
第133回
トラックの運転支援システムの普及は、交通安全対策として着実に効果をあげていくだろう
第132回
ドライバーの"確認したつもり"のなかに、事故防止のヒントがありそうだと思えて仕方がない
第131回
小学校に通いだす新1年生を守るため、ドライバーが細心の注意を払ってやるのが当然だ
第130回
「高齢」だけに答えを求めていては、タクシーの安全対策を見誤りかねない
第129回
自分の運転を冷静かつ客観的に見ることができる―、そういうきっかけになる高齢者講習だったらいいな
第128回
罰則が強化されても飲酒運転と決別しない人たち―、これは、まさにいま現在の問題だ
第127回
高齢ドライバー事故を報じるメディアは、何よりもまず"21年間の無策"について批判すべきだ
第126回
夜間の歩行者事故を防止するためには、警察だけではない総合的な安全対策が必要だ
第125回
子ども乗せ自転車を運転する父親や母親を対象に、保育園や幼稚園で交通安全教育を行うべきだ
第124回
多くの人が"この程度"のことを知っているだけで、視覚障害者の危うさを少しは減らすことができるはずだ
第123回
高齢運転者対策としての改正道交法、これいいよね、とは、ボクは言えない
第122回
自動車技術の進歩の歴史は、事故を確実に減らしてきた歴史でもある
第121回
街に氾濫している危なっかしいシーンを更新時講習で見せるべきだ、とボクは思う
第120回
高速道路の最高速度引き上げ問題に今必要なのは、「とにかく、やってみる」ではあるまいか
第119回
トンネル事故を防ぐため、そこそこ長大なトンネルでも安全施設の充実、整備を向上させなければならない
第118回
観光バスの運転手は、昔のように"特別な職業"でなければならない
第117回
事故死者数はまたすぐに減少傾向に戻り、それがしばらくは続くことになるだろう
第116回
強引に「事故減」にもっていかなくても、「環状交差点」に優位性があるのに疑いはない
第115回
高速道路そのものが成熟してきたなか、対面通行に対する何かしらの安全策が必要だ
第114回
安全問題を解決するためには、ユニバーサルデザインの思想が必要だ
第113回
ボクを脅かした「猛スピードママチャリ」には、「自転車乗り」だという意識すらないのではないか
第112回
劇的に向上した交通安全対策に比べると、交通事故報道って、何だか、まだまだ、と感じるのはボクだけ?
第111回
交通事故裁判を傍聴したボクは、対策が厄介なケースがたくさんあるのかもしれないと思った
第110回
6月1日に施行された改正道交法は、自転車安全対策の重要なピースになっていくだろう
第109回
中高年ライダーのボクは、自分の身を守るため、疲れるほどに神経を使って交差点事故を防いできた
第108回
AEDの設置台数は劇的に増えているが、救命の基本は、やっぱりCPRである
第107回
自転車には総合的な安全対策が必要だが、「自転車ナビライン」は、その足掛かりになり得るものだ
第106回
劇的な効果が期待できる歩行者保護の対策がない以上、今は「あの手この手」で結果を出していくしかない
第105回
運転者の認知症で「生活の足」を失う人たちのために、タクシーの有効活用を考えてみてはどうだろう
第104回
この1年、交通安全で劇的に進歩したのは自動車の安全技術だけだった!?
第103回
合理的な高齢者講習の決定版など、現時点では誰も持ち合わせていないのではないか
第102回
先進ブレーキシステムの普及の結果にちょっと期待してもいいんじゃないか
第101回
危うい場所に対策を講じなければ、事故はまた起こる
第100回
都市部以外の幹線道路では、自転車が安心して走れるわけがない
第99回
人手不足だから免許区分の新設って、そんなの絶対におかしい
第98回
AEDの利用率は新聞報道よりも高いはずだが、利用しない人が大多数であることに違いはない
第97回
運転支援システムに代表される新技術は、交通安全対策として打つべき次の一手になり得るものだ
第96回
幼い子に交通安全を教えられる大人が大勢いなければいけないのだ
第95回
2度の危機一髪に遭遇したボクは、運転をなめている連中がまだいることを思い知った
第94回
ひとくくりに「自転車」で処理するのではなく、もっと詳細な区分を設けて自転車事故を調べるべきだ
第93回
事故死者数の減少傾向はストップするかもしれないが、長い時間を置くことなく再び減少に転じるだろう
第92回
ボクの"ドライバーの意識"説によれば、処罰法による事故防止効果に期待は持てない
第91回
新法成立の報道を見たボクは、ものすごく強い違和感を覚えて仕方なかった
第90回
高速道路で車外に出なければならないときは、「ここは一般道ではない」と自分に言い聞かせよう
第89回
「安全」と認識している場所が本当に安全か、子どもたちの通学路を改めて点検するべきだ
第88回
高速ツアーバスはやっと廃止になったが、運転時間制限はまだ不十分だとボクは思う
第87回
今は取り締まりについて議論するよりも事故死者激減の謎を早急に解明することが大切だ
第86回
ジョギングで思い知った「昔とは違う」という言葉をそっくりそのままリターンライダーに贈ることにしよう
第85回
2年半のタクシー乗務体験を終えたボクは、今後も「タクシーの安全」を書いていかなければ、と思った
第84回
老夫婦の車内での会話を聞いたボクは、自転車問題解決の糸口を見出した
第83回
「悪質」の実態を解明すれば、有効な自転車対策が浮かんでくるのではないか
第82回
危機一髪の事態を体験したボクは、「油断大敵」と何度も自分に言い聞かせた
第81回
交通安全対策の決定打が見つからないなか、それでも事故死者の減少傾向は続くだろう
第80回
新東名道の安全対策のノウハウは、今後の高速道路の補修・改修に反映されるべきだ
第79回
簡単な安全対策があるというのに、いまだに右直事故の割合が変わらず多いのは何故?
第78回
事業所での安全運転指導が、データに基づかない"感情論"ではマズイ!
第77回
運転が巧みか否かに関係なく、夕方の運転には事故につながる理由が山ほどある
第76回
ある交通安全映画を見て、ボクは、「子供は小さな大人ではない」と知った
第75回
路上で見かける幼い子どもたちは、大人が思いもかけない行動をすることがある
第74回
自分の行為が我が子に対していかに無責任か、気づいていない親たちには呆れるばかりだ
第73回
過当競争に一定の歯止めをかけなければ、重大事故は起こってしまう
第72回
後部座席でシートベルトを着用するのは、「義務」ではなくて、「権利」なのだ
第71回
身体機能を楽しくチェックできる場所があれば、免許更新は今よりもずっと意味のあるものになる
第70回
自転車の安全対策について考えていたら、「解剖なき医学」という言葉が頭に浮かんできた
第69回
それぞれの夢や希望があったはずの4,611人、その数をもっと減らさなくては―とボクは思う
第68回
あの派手な多重衝突事故は、高速道路を安全に走る基本を再確認させてくれた
第67回
そんなに信号を信用していると、いつか危うい目に遭うぞ、とボクは思う
第66回
「自転車は車道」が全国各地で徹底されたとき、自転車の安全問題はどうなっているだろうか
第65回
爆走する運転自慢の自転車乗りは、単純だけど重要なことに気づいていない
第64回
JFLの練習場にAEDがなかったなんて、まったく信じられないよ!
第63回
ドライバーのほとんどはスポーツサイクルの挙動を理解できていない
第62回
自転車乗りのマナーを向上させるためにボクが考えた新たなアイデアとは?
第61回
運転免許証の更新時講習では、誰もが驚く圧倒的な事実を教えるべきだ
第60回
窓ガラスを割る役目もあるシートベルトカッターは、津波などの水難事故のサバイバルの道具になり得る
第59回
地震による都心の大渋滞を体験したボクは、その安全対策を講じておく必要があると思った
第58回
自転車通行の実態を明らかにしなくては、自転車乗りのマナー向上にも策は生まれない
第57回
運転に深くかかわる生体機能の検査を広く多くのドライバーに行うべきだ
第56回
予測が追いついているか否か、安全速度とは、そういうものだと思う
第55回
タクシー特措法による減車は、タクシーの事故を減らすことができるのか?
第54回
性能が異なる自転車をひとくくりに分類していては、いつになっても有効な自転車対策は見えてこない
第53回
AEDによる救命率向上と長くなる搬送時間、この正反対の事態が意味するものは?
第52回
新たな飲酒運転対策のモデル事業では、徹底した効果測定の作業を望みたい
第51回
高速道路での走行には、いろいろな落とし穴が潜んでいる
第50回
必要なのは高齢運転者の排除ではなく、合理的な安全対策である
第49回
車両を運転しているという意識を忘れない、これが自転車に乗る心構えの初歩の初歩
第48回
自転車通勤は確かに楽しいけれど、事故のリスクが高いことも忘れずに
第47回
近年、めざましく普及が進むAEDは、ボクが驚くほどの効果を発揮していた
第46回
交通事故を防ぐための「念仏ではない対策」がようやく登場しつつある
第45回
事故の形態や発生場所はずっと変わらない、ボクにはこれが実に不思議なことに思えてきた
第44回
4ヵ月のタクシー運転手体験がボクに混合交通の複雑さを思い知らせてくれた
第43回
追突事故の被害者になったボクは、クルマの運転が急に恐ろしく感じられてきた
第42回
タクシーの「安全」「安心」が揺らいでいる、それこそが最大の問題なのだ
第41回
タクシーを運転するボクの目にはいくつもの「小さな危険」が飛び込んできた
第40回
トラック事故が減少している今こそ、事業者によるトラックドライバーの教育が必要だ
第39回
ゆっくり走るのが楽しいハイブリッド車は、結果的に事故の被害を軽減する効果がある
第38回
いっこうに減らないバス・タクシーの事故、その背景にはドライバーの過酷な労働実態がある
第37回
ありふれた交通安全標語みたいだけれど、「油断大敵、1,000円高速道路」とボクは言いたい
第36回
自治体の負担金軽減により、ドクターヘリの普及にはずみがつくことを期待する
第35回
交差点事故の割合が微減している、ここに交差点対策のカギがあるのかもしれない
第34回
交通事故が減少しているからこそ浮き上がってくる課題がある
第33回
高速道路でのトラック事故、その背景に異変が起きるかもしれない
第32回
飲酒運転をする不埒なやからには疑似「怖い体験」をさせるのが一番だ
第31回
路上で倒れ込んだボクの脳裏には救急患者に関するあるデータが浮かんでいた
第30回
自転車もバイクもトラックも互いのあいだにある溝に気がついていない
第29回
客探しに目が向かう空車タクシー、その速度は高すぎる
第28回
無謀運転のスポーツサイクル乗りが今、街で増え始めている
第27回
登録制度と再規制、安心・安全なタクシーは復活するか!?
第26回
高齢者講習には「免許更新のついでの徹底検診」を
第25回
絶大な効果があるAEDも、活用しなければ宝の持ち腐れだ
第24回
「安全な自転車」の開発は自転車の多様化に拍車をかけるだけ!?
第23回
迷走する自転車の安全対策、本当に重要な問題を見極めるときだ
第22回
救急車の安易な利用が増え続ければ「有料化」が現実になるかもしれない
第21回
事故死者をさらに減らしていくために死者激減の「わけ」を早急に解明すべきだ
第20回
街路灯の整備は絶対に必要だけど、現実を考えて自衛しよう
第19回
運賃値上げのない地域にタクシー戦争あり、事故増加につながる危険性
第18回
事故が減るとか増えるとか、昼間点灯だけで交通安全をかたるのは間違いだ
第17回
AEDは救命率向上に大きな効果があるが、使えば必ず命が助かるわけではない
第16回
ツーリング中の中高年ライダーはこまめに休憩をとるべきだ
第15回
いつ発生するかわからない巨大地震にドライバーはどう対処すべきか
第14回
骨抜きにされた「運転者登録制度」では、規制緩和後の「タクシー問題」を解決できない
第13回
多くのドライバーは自転車の特性を理解していない、そのことを頭にたたきこんでおくのは重要だ
第12回
死者激減の原因を合理的に説明できない限り、根本的な安全対策を講じることはできない
第11回
規制緩和それ自体が悪いとは思わないが、そのしわ寄せを運転手に押し付けてはならない
第10回
「ここにAEDがあるぞ」と大勢の人に知ってもらう方策を考えるべきだ
第09回
事故死者数を減らすことは重要だが、それと個人の意思は別問題だ
第08回
自転車の走行環境とルールの整備という問題は、大きなテーマになっていくような気がする
第07回
タクシー運転手を体験した半年間で「稼げない構造」という問題が見えてきた
第06回
理念に沿わない駐車違反取締りは「取締りのための取り締まり」に進みかねない
第05回
飲酒が運転に与える悪影響をドライバーに体験させる必要がある
第04回
高度な機械の導入など、莫大な金をかけて高齢者講習の充実を図るべきだ
第03回
危険で迷惑な違法駐車車両だけに絞って場所も時間も関係なく取締りを徹底すべきだ
第02回
タクシーの現状を改善しようとするなら、運転手の低賃金問題は避けて通れない
第01回
近ごろの無法・無謀自転車問題の本質は、自転車に限らない安全教育の問題なのでは?

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