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交通安全時評

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クルマは今日も走っている ノンフィクション作家 矢貫 隆 第108回 AEDの設置台数は劇的に増えているが、救命の基本は、やっぱりCPRである

わずかな時間で、よくぞここまで

 新刊を紹介するテレビの番組に出演しているボクを見たのだと彼は言った。
 25年ぶりくらいで連絡をくれたのは、一般市民に対する心肺蘇生法の普及を目的に設立された民間の団体『国際救命救急協会』の設立メンバーのひとりである。当時のボクは、立ち遅れている日本の救急医療問題を集中的に取材していたころで、そのつながりでボクも同協会の理事のひとりに名を連ねていたのだった。
 いやーっ、実に久しぶりですねぇ、と話しているうちに浮かんできたのは、わずか20年ほどの間で格段に向上した日本の救急医療システムの中身である。医療現場そのものの充実はもちろんだけれど、救急救命士の誕生やらAED(自動体外式除細動器=連載第98回参照)の普及など、一連のシステムとしての救急医療体制の進展ぶり。連絡をくれた彼とは、かつてシステムの不備を嘆いた者どうしなだけに、その進展ぶりに改めて「わずかな時間で、よくぞここまで」と現状の体制に感心したというわけである。
 当時の、当時というのは1990年くらいまでのことだが、そのころのDOA(DEAD ON ARRIVAL =救急隊到着時あるいは来院時心肺停止)状態からの救命率は3パーセント程度(註・医療機関での処置後どのくらい日数が経過した時点の数字かは不明。現在は『生存率』と表現されている)と言われていて、欧米に比べるときわめて低い数字でしかなかった。プレホスピタルケア(=救急隊に認められた病院前救護)の不備と、さらにそれ以前のバイスタンダー(=現場にいあわせた人)によるCPR(=人工呼吸と心臓マッサージ)の不在が決定的な理由だったのだ。
 状況を改善するために救急救命士の制度がスタートしたのは92年の春。その後、応急手当講習の受講者数の増加、さらには、知ってのとおりでAEDの設置台数も飛躍的に増えていった。
 結果?
 言うまでもない。生存率はぐーんと上がっている。
 総務省消防庁が発表した「平成26年版 救急・救助の現況」によれば、2013年(平成25年)の、DOA状態に陥った人の1カ月後の生存率は11.9パーセントだった。

CPRやAEDの実施率も急上昇

 4倍である。ボクが救急医療体制を問題にした時代に比べれば、実に4倍ほどまでに高まった生存率。
 びっくり仰天ものだが、ボクを驚かせた数字はまだ続く。資料にはこう書いてある。
「消防本部が実施する応急手当講習の受講者数は144万2,872人であった」
 推移を見ると、94年(平成6年)に25万7,000人ほどだった受講者は年を追うごとに増え続け、2008年(平成20年)には約162万人にまで達している。以降、受講者数は微減を続けてはいるのだが、その一方で、バイスタンダーによるCPRやAEDの実施率は確実に上がり続け、94年に13.4パーセントだったそれが、2013年(平成25年)には約45パーセントにまでなった。
 うーん、実に感慨深い、と唸ってしまうボクなのである。
 その昔、ボクは『救えたはずの生命—救命救急センターの10000時間』(小学館文庫)で日本の救急医療の不備を訴えたけれど、「文庫版あとがき」で「アメリカでの救命率の高さはバイスタンダーによるCPR実施率の高さによって支えられている」というようなことを書いた。
「……たとえば1,297人のDOA状態に陥った患者が発生し、しかし、救命されて退院した人が344人もいた地域では、バイスタンダーによるCPRの実施状況が45パーセントもあったといい……」と。
 日本も、バイスタンダーによるCPRの実施率をアメリカなみに上げなければ救命率は決してあがらない。そう言い続け、ふッ、と数字を確認してみたら生存率は4倍にもなっていて、バイスタンダーによるCPRの実施率は、それこそ「アメリカなみ」の「45パーセント」に達していたのだ。それだもの、ボクが感慨に耽って当然ではないか。

CPRの新ガイドライン

 YAHOOニュースが「バス運転手が乗客の命救う 車内で8分間の心臓マッサージ」との見出しを付け、『神奈川新聞』のweb サイトの記事を配信したのは2月20日のことだった。
 記事を要約すると、バスの車内で通勤途中の男性が倒れ、心肺停止を確認した運転手が救急隊が到着するまでの8分間、CPRを続け、乗客の命を救ったという話である。現場に到着した救急隊がAEDによる除細動を実施し、搬送先の病院で急性心筋梗塞の手術を受けた男性は15日後に退院。職場に復帰している。
 と、こういう事例を見聞きすると、やっぱりCPRだよなァ、と、つくづく思い知らされるのである。
 もちろんAEDの効果(データは別の機会に紹介する)は絶大だし、その設置台数も劇的に増えている。正確な数字はわからないが、医療機関と消防機関に設置されているものを除き、一般市民が使用できるAEDの販売累計台数は、2004年(平成16年=非医療者にAEDの使用が認められた年)の時点で1,097台だったが、2012年には35万2,087台にまで増えてきていた。
 けれども、なのである。それでも基本は、やっぱりCPRなのだ。
 AEDの設置台数がこれからも増えていくとしても、どこにでもここにでもある、とはいかないのは当然。先のバスの車内での事例のごとく、AEDが届くまで、あるいは救急隊が到着するまでの、1分、1秒を争う場面で可能な救命措置はCPRしかないのである。
『産経新聞』web ニュースが、「人工呼吸、省略OK? 変わる心肺蘇生法」の見出しで、ボクをびっくりさせる記事を伝えたのは4月4日のことだった。
「以前は『真っ先に必要』とされていた人工呼吸が必須でなくなった背景には、国際基準の変化がある」
 ほんとかよ!?
 ボクは記事に釘付けだ。それによれば、最新の研究報告を分析する国際蘇生連絡委員会がまとめた報告書を根拠に、日本救急医療財団と日本蘇生協議会が2011年(平成23年)に新たなガイドラインを策定したのだと書いてある。
「新たなガイドラインでは胸骨圧迫を最優先とするよう変更。胸骨圧迫を中断して行う人工呼吸については、省略が可能になり、呼吸しやすい姿勢を保つ気道確保とともに後回しにされた」
 いかに救急医療の現場取材から遠ざかって久しいとは言え、こんな大事な情報を見逃していたのは、まさに赤面ものと反省するしかない。だが、それはそれとして、このガイドラインどおりでも効果を期待できるのであれば、CPRの実施率は、もしかするとまた上がっていくかもしれない。
 今後とも注目していかなければと思う。

 

筆者プロフィール

矢貫隆(やぬき・たかし)
1951年栃木県生まれ。龍谷大学経営学部卒。長距離トラック運転手、タクシードライバーなど多数の職業を経て、ノンフィクション作家に。国際救命救急協会理事。交通問題、救急医療問題を中心にジャーナリスト活動を展開。『自殺─生き残りの証言』(文藝春秋)、『交通殺人』(文藝春秋)、『クイールを育てた訓練士』(文藝春秋)、『通信簿はオール1』(洋泉社)、『救えたはずの命─救命救急センターの10000時間』(平凡社)など、著書多数。

 

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第138回
地域の道路事情を詳細にチェックすることは、重大事故防止に残された策の一つだ
第137回
富士登山ツアーバスに乗ったボクは、その"安全第一の実態"にびっくりした
第136回
高速道路での路肩駐車の危険性について、徹底的に広報していく必要がある
第135回
高齢運転者対策で優先されるべきは、免許制度改正ではなく代替えの移動手段の整備だ
第134回
デーサービスの送迎を担当するすべての運転手にシートベルトに関する基本的な知識を教えるべきだ
第133回
トラックの運転支援システムの普及は、交通安全対策として着実に効果をあげていくだろう
第132回
ドライバーの"運転したつもり"のなかに、事故防止のヒントがありそうだと思えて仕方がない
第131回
小学校に通いだす新1年生を守るため、ドライバーが細心の注意を払ってやるのが当然だ
第130回
「高齢」だけに答えを求めていては、タクシーの安全対策を見誤りかねない
第129回
自分の運転を冷静かつ客観的に見ることができる―、そういうきっかけになる高齢者講習だったらいいな
第128回
罰則が強化されても飲酒運転と決別しない人たち―、これは、まさにいま現在の問題だ
第127回
高齢ドライバー事故を報じるメディアは、何よりもまず"21年間の無策"について批判すべきだ
第126回
夜間の歩行者事故を防止するためには、警察だけではない総合的な安全対策が必要だ
第125回
子ども乗せ自転車を運転する父親や母親を対象に、保育園や幼稚園で交通安全教育を行うべきだ
第124回
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第123回
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第122回
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第121回
街に氾濫している危なっかしいシーンを更新時講習で見せるべきだ、とボクは思う
第120回
高速道路の最高速度引き上げ問題に今必要なのは、「とにかく、やってみる」ではあるまいか
第119回
トンネル事故を防ぐため、そこそこ長大なトンネルでも安全施設の充実、整備を向上させなければならない
第118回
観光バスの運転手は、昔のように"特別な職業"でなければならない
第117回
事故死者数はまたすぐに減少傾向に戻り、それがしばらくは続くことになるだろう
第116回
強引に「事故減」にもっていかなくても、「環状交差点」に優位性があるのに疑いはない
第115回
高速道路そのものが成熟してきたなか、対面通行に対する何かしらの安全策が必要だ
第114回
安全問題を解決するためには、ユニバーサルデザインの思想が必要だ
第113回
ボクを脅かした「猛スピードママチャリ」には、「自転車乗り」だという意識すらないのではないか
第112回
劇的に向上した交通安全対策に比べると、交通事故報道って、何だか、まだまだ、と感じるのはボクだけ?
第111回
交通事故裁判を傍聴したボクは、対策が厄介なケースがたくさんあるのかもしれないと思った
第110回
6月1日に施行された改正道交法は、自転車安全対策の重要なピースになっていくだろう
第109回
中高年ライダーのボクは、自分の身を守るため、疲れるほどに神経を使って交差点事故を防いできた
第108回
AEDの設置台数は劇的に増えているが、救命の基本は、やっぱりCPRである
第107回
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劇的な効果が期待できる歩行者保護の対策がない以上、今は「あの手この手」で結果を出していくしかない
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第82回
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第81回
交通安全対策の決定打が見つからないなか、それでも事故死者の減少傾向は続くだろう
第80回
新東名道の安全対策のノウハウは、今後の高速道路の補修・改修に反映されるべきだ
第79回
簡単な安全対策があるというのに、いまだに右直事故の割合が変わらず多いのは何故?
第78回
事業所での安全運転指導が、データに基づかない"感情論"ではマズイ!
第77回
運転が巧みか否かに関係なく、夕方の運転には事故につながる理由が山ほどある
第76回
ある交通安全映画を見て、ボクは、「子供は小さな大人ではない」と知った
第75回
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過当競争に一定の歯止めをかけなければ、重大事故は起こってしまう
第72回
後部座席でシートベルトを着用するのは、「義務」ではなくて、「権利」なのだ
第71回
身体機能を楽しくチェックできる場所があれば、免許更新は今よりもずっと意味のあるものになる
第70回
自転車の安全対策について考えていたら、「解剖なき医学」という言葉が頭に浮かんできた
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それぞれの夢や希望があったはずの4,611人、その数をもっと減らさなくては―とボクは思う
第68回
あの派手な多重衝突事故は、高速道路を安全に走る基本を再確認させてくれた
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第64回
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第63回
ドライバーのほとんどはスポーツサイクルの挙動を理解できていない
第62回
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第61回
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第60回
窓ガラスを割る役目もあるシートベルトカッターは、津波などの水難事故のサバイバルの道具になり得る
第59回
地震による都心の大渋滞を体験したボクは、その安全対策を講じておく必要があると思った
第58回
自転車通行の実態を明らかにしなくては、自転車乗りのマナー向上にも策は生まれない
第57回
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第56回
予測が追いついているか否か、安全速度とは、そういうものだと思う
第55回
タクシー特措法による減車は、タクシーの事故を減らすことができるのか?
第54回
性能が異なる自転車をひとくくりに分類していては、いつになっても有効な自転車対策は見えてこない
第53回
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第52回
新たな飲酒運転対策のモデル事業では、徹底した効果測定の作業を望みたい
第51回
高速道路での走行には、いろいろな落とし穴が潜んでいる
第50回
必要なのは高齢運転者の排除ではなく、合理的な安全対策である
第49回
車両を運転しているという意識を忘れない、これが自転車に乗る心構えの初歩の初歩
第48回
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第47回
近年、めざましく普及が進むAEDは、ボクが驚くほどの効果を発揮していた
第46回
交通事故を防ぐための「念仏ではない対策」がようやく登場しつつある
第45回
事故の形態や発生場所はずっと変わらない、ボクにはこれが実に不思議なことに思えてきた
第44回
4ヵ月のタクシー運転手体験がボクに混合交通の複雑さを思い知らせてくれた
第43回
追突事故の被害者になったボクは、クルマの運転が急に恐ろしく感じられてきた
第42回
タクシーの「安全」「安心」が揺らいでいる、それこそが最大の問題なのだ
第41回
タクシーを運転するボクの目にはいくつもの「小さな危険」が飛び込んできた
第40回
トラック事故が減少している今こそ、事業者によるトラックドライバーの教育が必要だ
第39回
ゆっくり走るのが楽しいハイブリッド車は、結果的に事故の被害を軽減する効果がある
第38回
いっこうに減らないバス・タクシーの事故、その背景にはドライバーの過酷な労働実態がある
第37回
ありふれた交通安全標語みたいだけれど、「油断大敵、1,000円高速道路」とボクは言いたい
第36回
自治体の負担金軽減により、ドクターヘリの普及にはずみがつくことを期待する
第35回
交差点事故の割合が微減している、ここに交差点対策のカギがあるのかもしれない
第34回
交通事故が減少しているからこそ浮き上がってくる課題がある
第33回
高速道路でのトラック事故、その背景に異変が起きるかもしれない
第32回
飲酒運転をする不埒なやからには疑似「怖い体験」をさせるのが一番だ
第31回
路上で倒れ込んだボクの脳裏には救急患者に関するあるデータが浮かんでいた
第30回
自転車もバイクもトラックも互いのあいだにある溝に気がついていない
第29回
客探しに目が向かう空車タクシー、その速度は高すぎる
第28回
無謀運転のスポーツサイクル乗りが今、街で増え始めている
第27回
登録制度と再規制、安心・安全なタクシーは復活するか!?
第26回
高齢者講習には「免許更新のついでの徹底検診」を
第25回
絶大な効果があるAEDも、活用しなければ宝の持ち腐れだ
第24回
「安全な自転車」の開発は自転車の多様化に拍車をかけるだけ!?
第23回
迷走する自転車の安全対策、本当に重要な問題を見極めるときだ
第22回
救急車の安易な利用が増え続ければ「有料化」が現実になるかもしれない
第21回
事故死者をさらに減らしていくために死者激減の「わけ」を早急に解明すべきだ
第20回
街路灯の整備は絶対に必要だけど、現実を考えて自衛しよう
第19回
運賃値上げのない地域にタクシー戦争あり、事故増加につながる危険性
第18回
事故が減るとか増えるとか、昼間点灯だけで交通安全をかたるのは間違いだ
第17回
AEDは救命率向上に大きな効果があるが、使えば必ず命が助かるわけではない
第16回
ツーリング中の中高年ライダーはこまめに休憩をとるべきだ
第15回
いつ発生するかわからない巨大地震にドライバーはどう対処すべきか
第14回
骨抜きにされた「運転者登録制度」では、規制緩和後の「タクシー問題」を解決できない
第13回
多くのドライバーは自転車の特性を理解していない、そのことを頭にたたきこんでおくのは重要だ
第12回
死者激減の原因を合理的に説明できない限り、根本的な安全対策を講じることはできない
第11回
規制緩和それ自体が悪いとは思わないが、そのしわ寄せを運転手に押し付けてはならない
第10回
「ここにAEDがあるぞ」と大勢の人に知ってもらう方策を考えるべきだ
第09回
事故死者数を減らすことは重要だが、それと個人の意思は別問題だ
第08回
自転車の走行環境とルールの整備という問題は、大きなテーマになっていくような気がする
第07回
タクシー運転手を体験した半年間で「稼げない構造」という問題が見えてきた
第06回
理念に沿わない駐車違反取締りは「取締りのための取り締まり」に進みかねない
第05回
飲酒が運転に与える悪影響をドライバーに体験させる必要がある
第04回
高度な機械の導入など、莫大な金をかけて高齢者講習の充実を図るべきだ
第03回
危険で迷惑な違法駐車車両だけに絞って場所も時間も関係なく取締りを徹底すべきだ
第02回
タクシーの現状を改善しようとするなら、運転手の低賃金問題は避けて通れない
第01回
近ごろの無法・無謀自転車問題の本質は、自転車に限らない安全教育の問題なのでは?

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