• 会社概要
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • 見積もり・お問い合わせ

SIGNAL 有限会社 シグナル

営業のご案内
  • 新商品のご案内
  • 商品一覧
  • 普及版 道路交通法冊子
  • 企業の交通事故防止にこの1冊
  • 危険予知トレーニング教材など(サンプル動画あり)
  • 交通安全講習講師の派遣

悪質商法や詐欺から消費者を守る啓発資料はこちら

お知らせ
2017年12月 4日

新入学(園)児の保護者とドライバーに子どもの交通事故防止を呼びかける新版チラシ「とびだすぞ!」好評発売中!

2017年11月22日

月ごとの「安全推進重点項目」に基づいて指導ポイントをまとめた管理者向け新版冊子「安全運転指導のための年間スケジュール帳」好評発売中!

2017年11月17日

多彩なテーマのなかから表面と裏面を自由に選べる「A4オーダー啓発チラシ」の全面リニューアル版、販売開始!

2017年8月25日

交通安全の資料作りに役立つイラストを収録したパソコン用データCD「交通安全イラスト集」の最新版(約400点収録)好評発売中!

2017年8月 1日

飲酒運転根絶啓発の新版冊子「軽い酔いでも重い犯罪!」、新版ポスター「飲酒運転 見たら、聞いたら、110番!」好評発売中!

2017年7月26日

高齢歩行者の横断中の事故防止のポイントと、70歳以上のドライバーの免許証更新手続きの概要をまとめた新版チラシ「高齢者向け交通安全新聞」好評発売中!

2017年7月26日

高齢者の歩行者・自転車利用者・ドライバーの安全通行・安全運転のポイントを簡潔にまとめた新版リーフレット「元気な毎日は交通安全から!」好評発売中!

2017年6月30日

商品価格の見直しを行い、平成29年7月1日より、一部の商品について価格を改定いたしました。

2017年6月19日

各免許で運転できる自動車の車両総重量などの上限が一目でわかるクリアファイル「わかっていますか?あなたの免許で運転できる自動車の範囲」好評発売中!

2017年6月 1日

運転免許の「点数制度」などの解説に加え、「各免許で運転可能な自動車の範囲」を新規収録して増ページ・改訂した冊子「運転免許を大切に」好評発売中!

最終更新日:2017年12月15日

買い物カゴの確認・お会計

  • ホーム>
  • 交通安全時評>
  • 安全運転管理あれこれ記
  • 【第107回】

交通安全時評

バックナンバーはこちら

安全運転管理 あれこれ記 その107 ハイタクと安全管理
交通リスクコンサルタント 小林 實

神風タクシー

 今でこそ、知る人ぞ知る「神風タクシー」という呼び方ですが、今から半世紀以上前の1950年代に東京のタクシーの代名詞となっていました。当時のわが国の道路交通はまだ戦後のごたごたから十分脱却できておらず、公共輸送機関は大混雑し、タクシーにしても台数がごく限られていた時代です。ですからタクシーといえば、対向車線を暴走したり、割り込みをしたりするのは日常茶飯事でした。
 何しろ厳しい歩合給で、運転手は客の回転を少しでもよくしようと、安全などそっちのけで無謀な運転をしていました。また、「キセル」と称して料金をごまかすことや、競馬場など人の多く集まるところで強引に客を拾う、いわゆる「客引き」も横行しました。こうした乱暴な運転が、戦時中の神風特攻隊のように命知らずの運転だということで、「神風タクシー」と称されたわけです。
  このような状況でしたから、当時はタクシーによる重大事故も多く、このころの運行管理者は、発生した事故の処理に忙殺されていました。こうした事態が国会の審議でも取り上げられ、「タクシー事故防止対策要綱」ができ、指導取締りが強化されるとともに、長期かつ安定した雇用条件を目指した労務改善にようやく手がつきました。

ハイタクの事故

 先述のとおり、1960年当時はタクシーによる事故も多かったわけで、東京都内だけで見ても、タクシーの事故による年間の交通事故死者数は80人近くに達し、人身事故の件数も年間9,000件以上発生していました。現在は4,000件と半減、死者も年間6人にまで減少していますが、これは、運転手の運転マナーを含め、運行管理などいろいろな対策が功を奏した結果だといえるでしょう。
 確かに事故の総件数は減少していますが、走行距離当たりで見ますと、このところあまり変化がありません。これは、トラックのように高速道路を長時間にわたり走行することがなく、むしろ都市部での走行がメインであるからでしょう。長距離を走るトラックと違い、タクシーは走行地域が限定的で、連続走行時間も短い―などの理由から、近年は死亡・重傷といった重大事故は少なく、軽傷事故がほとんどであることが特徴です。しかも、交差点とその周辺で多発し、事故の相手は歩行者・自転車といった交通弱者に集中していますので、このあたりに特化した安全対策を立てる必要があるでしょう。

先急ぎ症候群

 タクシーの場合、職業柄宿命的ともいえる労働環境、つまり、車を運転しながら絶えずお客さんを探すというストレスのかかる作業現場です。このため、どうしても先へ先へと心が動く傾向があり、これを「先急ぎ症候群」と称している人もいるくらいです。このため、彼らに特有の事故パターンがあります。例えば、お客さんを降ろしたらすぐに発進したい気持ちの焦りが、直近にいる車の挙動変化に対する不注意を招き、ドンと追突するとか、手を上げたお客さんのほうに注意が集中するあまり、脇をすり抜けようとしたバイクに気づかず接触するなど、さまざまなケースがあります。
 先ほど述べたように、交差点およびその周辺での事故が多いのは、より注意を向けなければならない交通環境であるにもかかわらず、お客を拾うなどで安全確認が省略されやすい場所でもあるからでしょう。ことに、稼ぎ時である夜間から深夜にかけての先急ぎは要注意です。ヘッドライトに照らされている前方の状況は、自分では見えているつもりでも、実は見えていない部分が多い。暗順応している眼では、「昼間と同じように見えている」と錯覚しがちなのです。

健康に起因する事故に注目

 このところ、ハイタクドライバーの平均年齢は57.5歳と、トラックの46.5歳、バスの48.4歳に比べてかなり高く(2013、厚労省資料による)、こうした高齢化の波はさらに進む傾向にあります。このため、当然、加齢に伴う心身の機能低下には注意しなくてはならず、運行管理者は、ドライバーの健康管理に特に注意すべきでしょう。運転中は長時間体を動かさず運動量も少ないことから、肥満を招きやすく、こうしたことが原因で「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」も発症しやすいといわれ、居眠り運転の原因ともなります。ドライバーが高齢化しているということは、健康に起因する事故が発生しやすい―ということでもありますので、管理者はそこに目を光らせる必要があるでしょう。
 これは、秋田県で2014年に発生したタクシー事故の例ですが、事故前日に胸が苦しいという自覚症状があったにもかかわらず乗車し、その後わずか25分で体調に異変が起こり、対向車線を越えて立ち木に衝突、意識不明のまま病院に搬送されたあと死亡しました。対向車と衝突しなかったことは、不幸中の幸いでした。
 管理者は、こうした事態を想定し、朝礼などの際に本人からの申告を待っていないで、対面点呼時にこちらから積極的に聞き取ることです。また、仮に運転中に脳疾患や心疾患の症状が悪化した場合、意識レベルが変動し、回避動作も取りにくくなりますので、おかしいと感じたら直ちに車を安全な場所に停止するよう指導してください。こうした突発的な事故は、出庫してから意外と短時間で発生している点にも注目です。
 プロ野球シーズンが開幕しましたが、「パーフェクトゲーム」というのは、ピッチャーだけがいくら好投しても難しく、残り8人の野手が力を合わせ、守備固めをしなければなりません。安全管理も同じことで、皆さん管理者と当事者であるドライバーとが心を合わせて初めて成立するものなのです。

 

小林實(こばやし・みのる)

 1959年慶應義塾大学大学院修士課程修了。警察庁入庁、科学警察研究所勤務。同研究所 勤務の間、米国厚生省訪問研究員、フィリピン大学交通訓練センターでの教育指導などに従事。1989年交通部付主任研究官を最後に退官後、(株)損害保険ジャパン顧問、(財)国際交通安全学会顧問、主幹総合交通心理士。現在、交通リスクコンサルタントとして活躍。
 『運転学のすすめ』『安全への視点』『運転の構図』『あんぜんかわらばん』『クルマ社会の安全管理』『なぜ起こす交通事故』など著書多数。当社からは『安全運転管理のスタンス』『安全運転管理の心理学』を発行。 

ページトップ

最新の「安全運転管理あれこれ記」へ戻る

バックナンバー

第137回
企業と労働災害
第136回
残酒(のこりざけ)運転
第135回
マナーについて
第134回
沈着な判断と行動が鍵
第133回
血液型と性格
第132回
忖度こそ安全マナー
第131回
タイヤ以外、何に触れても事故である
第130回
現場の声を聞く
第129回
運転の自動化とドライバー
第128回
人類は変化を続けている
第127回
眼の動きを捉える
第126回
プロアクティブな安全管理
第125回
次世代に向けた安全管理
第124回
思い込みの心理
第123回
これからの交通社会は?
第122回
レジリエントな発想
第121回
レジリエンスと安全管理
第120回
トンネルのリスク
第119回
突然死のリスク
第118回
バスの暴走
第117回
オアフ島と交通渋滞
第116回
安全管理八策
第115回
安全の費用対効果
第114回
交差点での安全運転
第113回
自転車事故と保険
第112回
感電のリスク
第111回
「安全神話」は崩壊したか?
第110回
新人教育のヒント
第109回
自動運転を考える
第108回
再び問われるメンタルヘルス
第107回
ハイタクと安全管理
第106回
何を認知するのか?
第105回
交通安全標語の変遷
第104回
なぜゴリラは見落とされるのか
第103回
10年後の交通を読む
第102回
若者との接し方 指導教官の話から
第101回
若者とクルマ離れ
第100回
異常気象と安全運転管理
第99回
どうする物損事故
第98回
ミラーの効用
第97回
「ハザード」の捉え方
第96回
「手術なき医学」からの脱却
第95回
二つの鉄道事故に学ぶ
第94回
歩道橋について考える
第93回
死亡事故の減りにくい部分
第92回
交通違反の悪質性
第91回
見える化
第90回
ハインリッヒの法則の逆読み
第89回
カクテルパーティー効果
第88回
指差し称呼
第87回
コミュニケーション・ミス
第86回
企業とゾンビ族
第85回
ハイブリッド
第84回
「運転技能」について
第83回
金魚のフン
第82回
5回のなぜなぜ
第81回
天井板崩落事故に学ぶ
第80回
荷役事故と交通事故
第79回
安全管理の格付け
第78回
交通KYTの限界
第77回
中小企業と安全管理
第76回
高年齢者の再雇用問題と企業リスク
第75回
「ハザード」の持つ意味
第74回
仮眠と過労
第73回
ハンドルを握る重み
第72回
厳しくなるメンタルヘルス対策
第71回
事故防止のために事業主は何をすべきか
第70回
多発するトレーラー事故〜プロドライバーの資質を問う
第69回
交通での安全マネジメント
第68回
「ゼロ」の持つ意味
第67回
スウェーデンとアルコール
第66回
北欧・コペンハーゲンの自転車道
第65回
無事故が続いていたら...
第64回
社会のスピード
第63回
国際運転免許
第62回
モラルハザード
第61回
コードンラインは不要だったか? ―首都圏での二次災害の可能性―
第60回
稲叢(いなむら)の火 ―防災の伝承を考える―
第59回
スイスチーズの大きな穴
第58回
外国人観光客と冬道事故
第57回
アビイ・ロードの横断歩道
第56回
安全そして安心を目指せ「運転代行業」
第55回
"不死鳥"の帰還
第54回
目先のリスク回避 ―バスの転落事故から―
第53回
ある学者の死を悼む
第52回
氷河急行の事故
第51回
企業も頑張っている!
第50回
うどん文化と運転
第49回
100円ライターのリスク
第48回
カルガモ走行
第47回
事業仕分け人
第46回
お客様目線
第45回
青矢印信号の謎
第44回
「安・近・短」のわな─グアムでの印象
第43回
120万という数字
第42回
加賀屋さんにみるCSR
第41回
「安全力」をアップしよう
第40回
「まぁ、いっか」の発想
第39回
元を質(ただ)す
第38回
ランドマーク
第37回
誤探知
第36回
持続可能性
第35回
認知ギャップ
第34回
「パーおじいさん」のこと
第33回
40年の功と罪
第32回
キャリーバッグと事故
第31回
KYTの落とし穴
第30回
ゲリラ化する災害
第29回
エスキモーと白
第28回
マニュアルにないもの
第27回
あっ、カエルが跳び出すよ!
第26回
経年劣化
第25回
我輩は「ジコ」である
第24回
タイタニック症候群
第23回
感覚の研ぎ澄まし
第22回
若い世代と安全管理
第21回
近づくもの・遠ざかるもの
第20回
自己防衛の殻を破る
第19回
トップの厳しい目
第18回
逆転の発想
第17回
ベトナムとヘルメット
第16回
心のサーモスタット
第15回
地図の効用
第14回
左か右か
第13回
銃社会のジレンマ
第12回
はい作業とは
第11回
ロータリー的発想
第10回
図と地の関係
第09回
安全の文化
第08回
飲酒運転とJカーブ
第07回
視覚公害
第06回
イタリアとリスク
第05回
ボルボが似合った男
第04回
自転車の勘違い
第03回
脳のサボリ装置
第02回
おかしなアナウンス
第01回
転倒リスク

ホームへ戻る