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最終更新日:2017年4月24日

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交通安全時評

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安全運転管理 あれこれ記 その105 交通安全標語の変遷
交通リスクコンサルタント 小林 實

世界的に有名な「安全第一」

 第二次世界大戦時代のナチスドイツ、最近では北朝鮮の反米宣伝などは、「プロパガンダ」といわれる広報宣伝活動の一つです。我が国でも戦時中には「欲しがりません、勝つまでは」や「撃ちてし止まん」、さらには「贅沢は敵だ!」というような、戦時下の国民の気を引き締めるものが多々ありましたが、当時、子供心に聞いたものは今でも頭のどこかに記憶として鮮明に残っています。戦後は、こうしたプロパガンダと区別して、広報を「PR(Public Relations)活動」と呼ぶようになりました。
 交通事故防止のための対策はハード面からソフト面までさまざまあり、ソフト面でのPR活動の一つに「安全広報」というものがあります。これは、一般の交通参加者に対して事故防止のヒントをどう伝えていくか―を目的としたもので、企業では、そのための広報誌を作ったり、季節ごとの安全標語の募集や展示を行ったりしています。
 この「標語」というものは、集団の日常行動の指針を短文化したキャッチフレーズの一つです。世界的に有名な安全に関する標語といえば、「Safety First(安全第一)」ではないでしょうか。これは、1908年にアメリカのUSスチール社のゲイリー氏が作ったものとされています。当時は生産第一で、ともかく利益を上げることを目標としていたものですから、大きな事故の発生が絶えませんでした。そこで彼は安全を第一、品質をその次に、さらには生産を三番目に下げてそれをスローガンとしたわけです。そののち、我が国の労働安全でも、この「安全第一」が多くの場面で使われているのはご承知の通りです。

交通安全標語の歴史は古い

 さて、わが国独特のイベントである「全国交通安全運動」は、昭和23年(1948年)に始まりました。交通事故による年間の死者数は約3,800人、車の保有台数は全国でわずかに23万台だった頃のことです。人口10万人当たりの死者数を見ますと4.9人で、現在の3.4人と大差ありませんが、保有台数1万台あたりの死者数で見ますと165人で、近年の0.5人に比べてきわめて多かったことがわかります。そのため、交通事故防止の全国的なキャンペーンが必要とされたのでしょう。
 交通安全運動に「交通安全標語」は付き物ですが、実はそれ以前から標語はありました。「あせるな、一歩が事故の因(もと)」、「あせって大怪我 譲って無事故」などは昭和15年(1940年)頃の作ですが、当時から、人間の焦りの心理が事故とつながる―ということを問題にしていたわけです。昭和31年(1956年)には、政府が「もはや戦後ではない」と述べ、国民生活の向上を図りましたが、その頃できた「注意一秒怪我一生」、「無事故でいこう」などの安全標語は、歴代の作品のなかでも傑作の部類に入るでしょう。

時代とともに変化する標語

 昭和41年(1966年)以降、交通安全標語が毎年公募されるようになり、その第1号は「世界の願い 交通安全」という静岡県の教師・杉江さんの作品でした。日本人の精神論的な部分に訴えた傑作の一つといえます。また、同じ年に「のんだら のるな のるなら のむな」が運転者向けに選ばれました。リズミカルなテンポの表現で、長いあいだ使われていたと記憶しますが、当時から飲酒運転が大きな社会問題になっていた証拠です。
 昭和42年(1967年)のこども部門では「とび出すな 車は急に止まれない」がトップで入選しました。子供の飛び出し事故が多発していたことを受けたものでしょうが、この標語からは、まだ「車優先」の意識が多分に残っていることがうかがえます。
 昭和43年(1968年)には「あなたは今 安全運転をしていますか」がトップ入選しましたが、特定個人に対する呼びかけで一瞬どきりとさせる効果があったものと思われます。一人ひとりの自覚を求め、日本人のマナー増進に少し役立ったかもしれません。
 「ヒヤーッとした あの一瞬を 忘れるな」は昭和46年(1971年)の作です。昭和48年の「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」も傑作の一つで、当時の燃料高騰による省エネ感を絡めてうまく表現しています。なかには、「どこへいこうが勝手でしょ」という冷めたギャグを言う人もいましたが…。昭和52年(1977年)には「話合う 家族で 事故のない世界」が選ばれましたが、この頃から「話し合い」といったソフト面での対策が重視されてきたようです。
 その頃、交通事故の被害を軽減する救世主のような形で「シートベルト」が登場し、人々の関心を集めるようになりました。高速道路での前席に限って着用が義務化されたのは昭和60年(1985年)のことで、同年の標語で「シートベルト いつも乗るたび 乗せるたび」とうたい上げました。当時、着用率はまだまだのレベルでしたが、それ以来、急激にアップしました。
 携帯電話が普及し始めた平成9年(1997年)には「“モシ・モシ”は 車に乗る前降りたあと!!」が、平成16年(2004年)には「運転中 メールひと文字 事故一生」が選ばれました。また、「いい老後 元気生きがい 交通安全」は、高齢化社会を迎えた平成26年(2014年)の作です。
 これだけ長いあいだ公募を続けていますと、さすがに題材も乏しくなってきたのか、最近は若干マンネリの感がありますが、時代とともに、標語で訴える内容も変化していることがわかります。「覚せい剤やめますか 人間やめますか」という標語に代表されるような薬物の問題も、おそらく今後、危険ドラッグを服用した状態での運転の恐ろしさを訴えるスローガンへと変化していくことでしょう。

 

 小林實(こばやし・みのる)

 1959年慶應義塾大学大学院修士課程修了。警察庁入庁、科学警察研究所勤務。同研究所 勤務の間、米国厚生省訪問研究員、フィリピン大学交通訓練センターでの教育指導などに従事。1989年交通部付主任研究官を最後に退官後、(株)損害保険ジャパン顧問、(財)国際交通安全学会顧問、主幹総合交通心理士。現在、交通リスクコンサルタントとして活躍。
 『運転学のすすめ』『安全への視点』『運転の構図』『あんぜんかわらばん』『クルマ社会の安全管理』『なぜ起こす交通事故』など著書多数。当社からは『安全運転管理のスタンス』『安全運転管理の心理学』を発行。 

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現場の声を聞く
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