• 会社概要
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • 見積もり・お問い合わせ

SIGNAL 有限会社 シグナル

営業のご案内
  • 新商品のご案内
  • 商品一覧
  • 普及版 道路交通法冊子
  • 企業の交通事故防止にこの1冊
  • 危険予知トレーニング教材など(サンプル動画あり)
  • 交通安全講習講師の派遣

悪質商法や詐欺から消費者を守る啓発資料はこちら

お知らせ
2017年6月19日

各免許で運転できる自動車の車両総重量などの上限が一目でわかるクリアファイルわかっていますか?あなたの免許で運転できる自動車の範囲」好評発売中!

2017年6月 5日

ドライバー・自転車利用者・歩行者など家族全員の交通事故防止に役立つ情報を盛り込んだ新版チラシ「2017年・夏の交通安全家庭新聞」好評発売中!

2017年6月 1日

運転免許の「点数制度」などの解説に加え、「各免許で運転可能な自動車の範囲」を新規収録して増ページ・改訂した冊子「運転免許を大切に」好評発売中!

2017年4月17日

平成29年3月12日施行の一部改正(準中型免許の新設、高齢運転者に対する認知症対策の強化)を収録した「普及版 道路交通法〈改訂第24版」好評発売中!

2017年4月17日

高齢ドライバーが加齢に伴う心身機能の低下を自覚し、事故防止のために実践すべきポイントをまとめた新版冊子「安全運転 10の心得」好評発売中!

2017年1月20日

「交通の方法に関する教則」一部改正(今年3月12日施行)を機に、夜間の「上向き」ライトの活用を呼びかける新版チラシ「上向きが基本!」好評発売中!

2017年1月 6日

お話を通して正しい(安全な)横断方法を楽しく学ぶことができる絵本形式の新版教材「ちからもちのおじさん」好評発売中!

2017年1月 6日

考え遊びを通して幼児・小学校低学年児童の知的(交通)安全能力を高める新版ワークブック「わかるかな?」好評発売中!

2016年11月24日

平成29年3月12日施行の道路交通法一部改正に対応した「交通違反点と反則金一覧表ポスター(改訂版)」好評発売中!

2016年11月21日

平成29年3月施行の道路交通法一部改正に対応した「交通違反点と反則金一覧表クリアファイル(改訂版)」好評発売中!

最終更新日:2017年6月19日

買い物カゴの確認・お会計

  • ホーム>
  • 交通安全時評>
  • 安全運転管理あれこれ記
  • 【第80回】

交通安全時評

バックナンバーはこちら

安全運転管理 あれこれ記 その80 荷役事故と交通事故
交通リスクコンサルタント 小林 實

荷役作業中の事故による死者が半分を占める

 いわゆる緑ナンバーの車両、すなわち営業用トラック、バス、タクシーのなかで、その多くを占めるトラック運送業での交通労働災害に関する統計というものが厚生労働省から出されています。これは、あくまでも作業に従事していた作業員(主にドライバーですが)および関係者が、作業中に被災したものだけをカウントしています。ですから、例えば交通事故でも運転手が被災した場合のみカウントされ、歩行者をはねたような場合には、労働災害事故統計には反映されません。皮肉な見方をすれば、交通労働災害の数字というのは、いわば身内の被害しか出ていないので、表面上かなり少ない—という感じがします。
 それはともかくとして、平成23年に緑ナンバー車両の交通労働災害で死亡したドライバーは129人おられ、その50%は運転中の事故、残りの50%は転落や墜落など運転業務以外の荷役作業時の事故によって死亡しています。
 このうち運転中の死亡事故の内訳を見ると、他の車両などに激突したケースが半分を占めていますが、過労や居眠りなどが関係しているものが少なくありません。例えば、高速道路上で路肩に駐車していた大型トラックに気づくのが遅れて追突したケースや、何らかの理由で対向車線にはみ出し、折からやってきた大型トラックと激突したケースなどがありますが、これらは、衝突速度が高いために死亡事故になったものと思われます。

トラックドライバーの作業は多岐にわたる

 一方、平成23年の交通労働災害による死傷者は、約1万4,000人に及びます。この内訳を見ますと、ケガの程度は別にして、交通事故でドライバー自身が死傷したケースはわずか8%にすぎません。トラックのような大きくて頑丈な車両の場合、交通事故で自分がケガをするケースよりも、その他の作業中に負傷するケースが多いのは、むしろ当然といえるでしょう。なぜなら、トラックドライバーの作業は、荷物の積み卸し、荷締め、荷のシート掛け、フォークリフトの使用など多岐にわたるからです。
 この、いわゆる「荷役事故」の内訳を見ますと、「墜落・転落」が27%、「転倒」が14%、「無理な動作」が14%を占めています。荷役作業には、港湾での港頭荷役や鉄道での駅頭荷役などかなり自動化が進んでいるものもありますが、トラック輸送では、皆さんが集配などで目にするパレットやフォークリフト、パワーリフトなど機械による自動化が進んでいる部分はあるものの、まだ人力に頼る部分が多いのです。そのためか、休業が1ヵ月以上に及ぶ負傷者が53%もおり、企業としては、代替要員の調整上おろそかにできない数字です。この現状を踏まえて、厚生労働省は荷役時の受傷事故防止を強化する通達を出すようです。
 荷役作業中の転落・墜落事故の多くは、直接管理ができない客先や輸送先で発生していること、高さはせいぜい3メートル以下であることなどが特徴です。運転後にはホッとして油断しやすいことや、時間に追われることによる「慌て・急ぎ」といった心理状態も影響しているのでしょう。ことに長距離トラックを運転したあとは、その疲労が付加作業での事故につながりやすい—という報告もあります。現に、輸配送の効率化が叫ばれているなかで、積載率を向上させる工夫や、荷卸し・荷積み・待ち時間の短縮などが要求され、これが精神的な負担としてドライバーに負荷をかけていることは見逃せません。
 荷役事故の例を具体的に挙げると、荷卸場に到着後、運転席から降りる際に足をひねって骨折したり、荷台から飛び降りて転倒したりするケースがあります。また、パワーゲートの昇降時に足を挟まれるような、うっかりミスもあります。鮮魚市場で鮮魚の積み込み作業終了後、足を滑らしてトラックから地上に転落—といった事故も少なくありません。こうしたちょっとした事故でも、ケガをすれば会社を休まざるを得なくなり、スケジュールに穴を開けることになってしまいます。

一般人を巻き込む事故の防止を最優先する

 企業サイドとしては、こういう実態を重視し、朝礼などで荷役作業時の安全を徹底するよう指示することはもちろん大切です。しかし、ドライバーなど作業員の受傷事故以上に、第三者である一般人を巻き込む交通事故の防止を優先するよう認識させるべきでしょう。
 警察の事故統計を見ますと、平成23年中、事業用大型トラックが第一当事者(事故の責任度が最も高い者のこと)になった死亡事故は197件発生しましたが、人身事故は約8,000件も発生し、このうち重傷事故は687件にも及びます。大型トラックの場合、車体重量が大きいために事故の被害も大きくなりがちですし、車体が大きく死角が多いことから、交差点などで右・左折する際、横断中の歩行者や自転車を見落としてはねるケースも後を絶ちません。ことに、とっさの反応ができない高齢歩行者には最大の注意が必要です。
 自分たち作業者の受傷事故を防ぐことももちろん大切ですが、緑ナンバーのプロドライバーに課された最大の義務は、自分たちが加害者になる交通事故を1件でも少なくするための努力ではないでしょうか。

 

筆者プロフィール

小林實(こばやし・みのる)
 1959年慶應義塾大学大学院修士課程修了。警察庁入庁、科学警察研究所勤務。同研究所勤務の間、米国厚生省訪問研究員、フィリピン大学交通訓練センターでの教育指導などに従事。1989年交通部付主任研究官を最後に退官後、(株)損害保険ジャパン顧問、(財)国際交通安全学会顧問、主幹総合交通心理士。現在、交通リスクコンサルタントとして活躍。
 『運転学のすすめ』『安全への視点』『運転の構図』『あんぜんかわらばん』『クルマ社会の安全管理』『なぜ起こす交通事故』など著書多数。当社からは『安全運転管理のスタンス』『安全運転管理の心理学』を発行。

ページトップ

最新の「安全運転管理あれこれ記」へ戻る

バックナンバー

第132回
忖度こそ安全マナー
第131回
タイヤ以外、何に触れても事故である
第130回
現場の声を聞く
第129回
運転の自動化とドライバー
第128回
人類は変化を続けている
第127回
眼の動きを捉える
第126回
プロアクティブな安全管理
第125回
次世代に向けた安全管理
第124回
思い込みの心理
第123回
これからの交通社会は?
第122回
レジリエントな発想
第121回
レジリエンスと安全管理
第120回
トンネルのリスク
第119回
突然死のリスク
第118回
バスの暴走
第117回
オアフ島と交通渋滞
第116回
安全管理八策
第115回
安全の費用対効果
第114回
交差点での安全運転
第113回
自転車事故と保険
第112回
感電のリスク
第111回
「安全神話」は崩壊したか?
第110回
新人教育のヒント
第109回
自動運転を考える
第108回
再び問われるメンタルヘルス
第107回
ハイタクと安全管理
第106回
何を認知するのか?
第105回
交通安全標語の変遷
第104回
なぜゴリラは見落とされるのか
第103回
10年後の交通を読む
第102回
若者との接し方 指導教官の話から
第101回
若者とクルマ離れ
第100回
異常気象と安全運転管理
第99回
どうする物損事故
第98回
ミラーの効用
第97回
「ハザード」の捉え方
第96回
「手術なき医学」からの脱却
第95回
二つの鉄道事故に学ぶ
第94回
歩道橋について考える
第93回
死亡事故の減りにくい部分
第92回
交通違反の悪質性
第91回
見える化
第90回
ハインリッヒの法則の逆読み
第89回
カクテルパーティー効果
第88回
指差し称呼
第87回
コミュニケーション・ミス
第86回
企業とゾンビ族
第85回
ハイブリッド
第84回
「運転技能」について
第83回
金魚のフン
第82回
5回のなぜなぜ
第81回
天井板崩落事故に学ぶ
第80回
荷役事故と交通事故
第79回
安全管理の格付け
第78回
交通KYTの限界
第77回
中小企業と安全管理
第76回
高年齢者の再雇用問題と企業リスク
第75回
「ハザード」の持つ意味
第74回
仮眠と過労
第73回
ハンドルを握る重み
第72回
厳しくなるメンタルヘルス対策
第71回
事故防止のために事業主は何をすべきか
第70回
多発するトレーラー事故〜プロドライバーの資質を問う
第69回
交通での安全マネジメント
第68回
「ゼロ」の持つ意味
第67回
スウェーデンとアルコール
第66回
北欧・コペンハーゲンの自転車道
第65回
無事故が続いていたら...
第64回
社会のスピード
第63回
国際運転免許
第62回
モラルハザード
第61回
コードンラインは不要だったか? ―首都圏での二次災害の可能性―
第60回
稲叢(いなむら)の火 ―防災の伝承を考える―
第59回
スイスチーズの大きな穴
第58回
外国人観光客と冬道事故
第57回
アビイ・ロードの横断歩道
第56回
安全そして安心を目指せ「運転代行業」
第55回
"不死鳥"の帰還
第54回
目先のリスク回避 ―バスの転落事故から―
第53回
ある学者の死を悼む
第52回
氷河急行の事故
第51回
企業も頑張っている!
第50回
うどん文化と運転
第49回
100円ライターのリスク
第48回
カルガモ走行
第47回
事業仕分け人
第46回
お客様目線
第45回
青矢印信号の謎
第44回
「安・近・短」のわな─グアムでの印象
第43回
120万という数字
第42回
加賀屋さんにみるCSR
第41回
「安全力」をアップしよう
第40回
「まぁ、いっか」の発想
第39回
元を質(ただ)す
第38回
ランドマーク
第37回
誤探知
第36回
持続可能性
第35回
認知ギャップ
第34回
「パーおじいさん」のこと
第33回
40年の功と罪
第32回
キャリーバッグと事故
第31回
KYTの落とし穴
第30回
ゲリラ化する災害
第29回
エスキモーと白
第28回
マニュアルにないもの
第27回
あっ、カエルが跳び出すよ!
第26回
経年劣化
第25回
我輩は「ジコ」である
第24回
タイタニック症候群
第23回
感覚の研ぎ澄まし
第22回
若い世代と安全管理
第21回
近づくもの・遠ざかるもの
第20回
自己防衛の殻を破る
第19回
トップの厳しい目
第18回
逆転の発想
第17回
ベトナムとヘルメット
第16回
心のサーモスタット
第15回
地図の効用
第14回
左か右か
第13回
銃社会のジレンマ
第12回
はい作業とは
第11回
ロータリー的発想
第10回
図と地の関係
第09回
安全の文化
第08回
飲酒運転とJカーブ
第07回
視覚公害
第06回
イタリアとリスク
第05回
ボルボが似合った男
第04回
自転車の勘違い
第03回
脳のサボリ装置
第02回
おかしなアナウンス
第01回
転倒リスク

ホームへ戻る