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最終更新日:2017年8月22日

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交通安全時評

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事故が語る安全 日本ハイウェイセーフティ研究所所長 加藤 正明

第23回 後席シートベルトの着用義務化

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 横転と車外放出

義務化の背景
 これまでずっと、乗用車の後部座席でのシートベルト着用は、ベルトが標準装備されていたにもかかわらず、ほとんど義務化の論は出てこなかった。ところが、この6月までには道交法一部改正が施行されて、後席の乗員も前席同様、走行中のベルト着用が義務づけられることになるが、唐突な感を受ける人もあると思う。
 義務化の背景には、後席同乗中の車外放出による死者が目立つことが挙げられる。平成16─18年の3年間平均の事故データをみると、後席乗員の死者のうちシートベルト着用不明を除く237人中、シートベルト非着用者は211人(89%)で、そのうち車外放出者は42人(20%)にのぼっている。
 窓ガラスを突き破って硬いアスファルトに叩きつけられては、無防備な肉体はひとたまりもない。事故時の車外放出を防ぐためには、まずはクルマの横転を防がなくてはならないのだが、ドライバーたちがクルマを横転させない運転術をマスターする前に、次善の策として後席でのべルト着用の義務化を望む声が高まってきたようだ。

4輪接地でなぜ横転するのか
 論より証拠、まず横転、車外放出の事故事例を挙げてみよう。

  • ● 平成20年2月上旬、北海道北斗市の市道で、会社員女性(40)のワゴン車が道路脇の雪山に乗り上げ横転。左後部座席に乗っていた女性の長男(8)が車外に投げ出され、車の下敷きになり死亡した。わだちでハンドルをとられスリップしたらしい。
  • ● 平成19年8月上旬、兵庫県宍粟市の中国自動車道下り線で、会社社長の男性(43)が運転する四輪駆動車が右側壁にぶつかって横転。同乗していたパート女性(34)と双子の娘(5)の3人が車外に投げ出され、女性と双子の長女が死亡。運転していた男性と双子の妹は重傷を負った。
  • ● 平成15年11月上旬、北海道白老町の国道36号で、漁業男性(38)が運転する乗用車が道路左側の橋の欄干に衝突し、反動で中央分離帯に乗り上げた。乗っていた男女4人のうち3人が車外に投げ出され、後部座席の男性が死亡、3人が大けが。
  • ● 平成15年10月下旬、静岡県掛川市の東名高速下り線で、単独事故を起こして止まっていたトラックに、会社員男性(26)の運転するワゴン車が追突、大破した。ワゴン車に乗っていた男女10人のうち、運転していた会社員男性と後部座席の5人が死亡。亡くなった6人のうち5人は即死で、うち3人は車外に投げ出されていた。
  • ● 平成15年8月中旬、大分県別府市の大分自動車道下り線で、歯科医師男性(36)が運転する乗用車がスリップし横転、乗っていた妻(35)と長男(3)が車外に放り出された。長男が後続の高速バスにはねられ死亡。妻はけが。

 以上の事例では、車外放出者がすべて後席に乗車していたという確認はできず、横転の原因についても具体的な証言が得られていない。これらの事故時、クルマはどのような状況で横転してしまったのだろうか─。高速道路で停車中の事故車に追突─というように、はっきりとしたアクシデントに見舞われたのは不運としか言いようもないが、事例の多くは、ワンボックスを含むワゴン車の横転である。
 ワゴン車等は車高が高く、したがって重心も高いから、一般的にカーブ走行時の遠心力の作用や横風に弱い。弱いという言い方はちょっとあいまいだが、つまり、遠心力が働くカーブや横風が吹く場面では、ハンドルのぐらつきなど走行の安定感が失われ、思わず不必要なブレーキ操作をしてしまって“ぐらつき”を大きくし、横転事故を招きやすいということだ。4輪が接地したクルマが横転するのには、それなりの原因があるわけであり、ドライバーは、その車両の運転に不慣れだったと言わざるを得ない。
 もちろん、クルマの横転と車外放出、後席ベルトの着用はそれぞれ別個の問題だが、新たに、この三つを「三題噺」として結びつけて考えることも必要だろう。

乗車人員で走行性能はどう変わる?
 本年3月上旬、宮崎県延岡市の国道で、若者11人が乗り込んだ軽ワゴン車が反対車線にはみ出してトラックと正面衝突─、という信じられないような事故が発生した。全員がけがを負ったが、ほとんどが今年、高校を卒業した同期の桜だそうである。最近もっとも驚いた事故である。
 資料不足から詳細は分からないが、軽の規格を考えると、前席の空間には限りがあるだろうから、後席は文字通りの“いわしの缶詰”状態で、7〜8人が折り重なっていたと思われる。高卒18歳といえば、もう立派に大人の体格である。積荷の重量を支えるのは4本のタイヤであるが、これだけ定員オーバーとなると、前後輪の荷重配分が変わるし、操舵感覚も変わってくる。どう変わるかというと、いわゆるテールヘビーになって前輪が浮き上がり、ハンドルがふらついて頼りない感じがし、なんとも心もとなくなる。そして強い横風でも受ければ吹き飛ばされそうな感覚に襲われる。こんなに危険な過積み状態での運転を、単なる若者の冒険心だと見逃すわけにはいかない。
 前述のように、テールヘビーになるということは、後輪タイヤが過度の接地圧で押しつけられるわけだから、ハンドル操作をしても後輪はスムーズにフォローしてくれず、車体がコーナーのイン側に切れ込んでいくオーバーステアになったり、逆にアウト側に膨らんでいく極端なアンダーステアになったりして方向性を失いがちとなる。
 誤解のないように断っておくが、定員乗車なら何も問題はないのか、というとそんなことはない。大人の標準体重を平均60キロと仮定しても、5人なら300キロ、ワゴン車などの8人乗員の3ナンバーなら…、さらに重くなる。油断はできない。 

ベルト着用を習慣化させるために

ドライバー側の参加意識
 話は大きくそれてしまったようだが、今月の中心テーマは、乗用車の後席シートベルトの着用義務化と、車両横転事故、車外放出の関係を追跡し、いかに死傷事故を減らすかを追究することにあった。
 車外放出を防止するには、何といっても横転事故のように路面に窓ガラスが接触するようなパターンをいかに少なくするかが重要なカギとなるのは明らかだが、その前に横転事故がいつ・どこで・どんな状況下で発生しているかを分析していかなければならないだろう。
 「法改正によって、後席乗員保護のため後席のシートベルト着用が義務づけられることになったので着用しましょう」などという権威的な押しつけだけでは説得力はない。横転事故の発生状況や危険性を周知するなどして、ドライバー側からの積極的な参加意識が得られなければ、法制化の効果もあまり期待できないのではないだろうか。前席のベルト着用も、習慣化させるまでにはかなりの歳月を要した。
 シートベルトの着用には何か複雑な手続きが必要なわけでもないから、習慣化されてしまうと、朝晩の歯みがきと同じで、かえってそれをしなければ忘れ物をしたように気が落ちつかなくなってしまうものだ。後席ベルトの着用も、早くそうなってほしい。
 この法制化がきっかけになって、状況に応じた安全な運転方法への関心が高まり、横転事故が激減し、さらには事故死者減につながることを期待したい。

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